株式会社HRbaseの労務開発チームは、HRbaseサービスに関係するすべての労務コンテンツを作成しているチームです。主力コンテンツの「労務管理ガイド」をはじめ、労務管理の現場で役立つ資料をつくり続けており、それらの資料はAIに精度の高い回答を出力させるための材料としても使われます。
事業会社や社労士事務所勤務に続く、第3のキャリアとしての「労務開発チーム」。HRbaseに中途入社した労務人材は、なぜこの新しいキャリアを選択したのか。その話を聞くことで、これからの労務人材がそのスキルを発揮して働ける環境とはどのようなものなのかが見えてくるかも知れません。
そこで今回は、労務開発チームに所属する4人に「労務という仕事」を選択した人がどうすればハッピーに働けるのかについて、ざっくばらんに語ってもらいました。
事業会社、社労士事務所・・・さまざまなバックグラウンド
ーまずはこれまでのキャリアを教えてください

新卒で事業会社に入社し人事部に配属され、その後も複数の事業会社で人事系の業務に携わってきました。現在はHRbaseの労務開発チームで、労務管理ガイドの作成やAIシステムの精度検証などを担当しています。
HRbase社員の中では珍しく、南の離島からリモートワークを行っています。

医療事務や労災対応などを行う、いわゆる事務職を経て社労士事務所に転職し、初めて給与計算や社会保険手続きを学びました。その後は複数の事業会社で総務を担当し、さまざまなバックオフィス業務を経験してきました。現在は主に資料作成を担当しています。また効率化が好きなため、チーム内のシステムのフローなどをつくることも多いですね。

特定社会保険労務士
大学卒業後は事業会社の総務部に入り、手続きや給与計算を担当していました。その後社労士事務所に転職し、顧問先を担当して幅広い業務を経験しました。HRbaseに転職する前はシステム会社に勤務し、人事申請システムのワークフロー作成や要件定義なども経験しています。
また社会保険労務士として開業もしており、HRbaseの勤務と並行して顧問業務も行っています。
現在は労務開発チームの中でも専門性の高い資料を作成する「Deepチーム」のサポートとしてチェック業務などを担当しています。また私はプロダクトチームとの兼務で、システム開発の過程で労務知識が必要になるときも入らせてもらっています。

社会保険労務士
新卒で製薬会社に入社し営業職をしていました。その後、公務員として市役所に勤務し、人事労務を担当したのが労務管理という仕事のスタートになります。公務員からベンチャー企業に転職するなどのキャリアを積み、社労士として開業し、田中さん同様、社労士業務と並行しながらHRbaseに勤務しています。
HRbaseでは資料作成やマガジンのリーガルチェックなどをはじめ、社労士として通達を解説するセミナーに登壇するなど、幅広く担当しています。
ー社会保険労務士の資格を持っている原さんと田中さん。複数の事業会社で広くバックオフィス業務を経験してきた菅田さんと東さん。
HRbaseの労務開発チームのメンバーのバックグラウンドはさまざまですが、経歴以外で共通点が見つかることはありますか?
東
共通点になるかわかりませんが、全員が労務管理の最前線でひと揉みされてきた、歴戦のビジネスマンではないでしょうか(笑)
原
人事労務の中でも、人事や採用は花形というか人気がありますよね。その中でもあえて「労務」をやりたい人には、ちょっとMッ気があるという共通項があると思っています(笑)
あと、人間模様を見るのが好きな方が多いと思います。
東
労務管理は会社の人の「人となり」を感じられますよね。事務作業ばかりかと思いきや、割と生々しい仕事も入ってきますし。
原
そういう意味では、「口が堅い人」という共通点はありますね。人が好きで、そのリアルな裏側を知ることでやりがいも感じつつ、口外をしないタイプと言いますか・・・。
ー今のお話だけでも労務管理という仕事の大変さが垣間見れますが・・・、労務管理を仕事にした理由はありますか?
菅田
私は新卒で不動産会社の人事部に配属され、給与計算や勤怠チェック、福利厚生などを担当していたのですが、新卒なのに労務管理を通じて役員や従業員の人生に関与するというのは、なかなかできない経験だと感じていました。
経営会議に参加させてもらう機会もありましたし、バックオフィスだからこそ見える景色があったんですよね。
また労務はすべての会社に必要ですから転職にも有利ですし、極めていくことで定年まで仕事ができる職種だとも思っています。
東
実は私の家族や親族にも、人事の仕事をしている者が複数名います。父親からは「人事は面白いし、定年退職後も知識を活かして働けるよ」と小さい頃から聞かされて育ちました。私にとっては、もう既定路線なんですよね。
田中
最初に勤務した会社は工場系で、300人ほどの中小企業でした。ほとんどの従業員が年輩の男性で、20代の女性は私だけだったので、チヤホヤされて育ってしまったんですよね。しかし甘やかしてもらえるのは若いうちだけですし、「このままじゃダメだな」と一念発起し、社労士の勉強を始めたという経緯があります。
そこからずっと労務管理に携わっていますが、何より、飽きない仕事だから続けられていますね!
私は飽き性なので、トラブル対応も含め、労務管理の「常に新しいことが舞い込んでくる」感じが楽しいのかも知れません。
労務人材の課題は、評価されにくいことと紙文化?
ー4人を合わせるとそれなりの数の会社の「労務の現場」のご経験が集まりそうですが、労務管理という仕事全体に対する課題感を教えてもらえますか?
東
利益を生まない部署と思われがちな、評価されにくい仕事ということでしょうか。
福祉施設なら介護士さんが必要、病院ならドクターと看護師が必要、運送業界ならドライバーが必要。しかしそこに「労務担当者が必要」とは思われず、給与計算をちょっとだけ間違ったらとても怒られるという・・・。ちょっとモヤモヤしますよね!
菅田
特に、経営者が労務やバックオフィスについて理解度が低い会社では評価されにくい。
田中
経営者と同じような仕事をしたら「おっ」と思ってもらえるかも知れませんが、手続きや給与計算をいくら素早く処理しても「当たり前」のように捉えられがちですね。
ー頑張っても評価されない環境は辛いですね。
菅田
あと、私が経験した会社は総じて長時間労働が多かったです。そのため「人事労務系の仕事はハードワーク」と思い込んでいる節があります。もちろん会社によって違いはあると思いますが、残業が多い会社はまだまだ多そうです。
田中
私の経験した会社は、長時間労働こそありませんでしたが、紙での処理が中心だったのでストレスでした。これは業界全体の課題だと感じています!
原
小規模の店舗などでは、まだ紙文化が残っていますよね。社労士事務所では顧問先の状況に合わせているところも多く、それが業界全体のDXの遅れにもつながっているのではないでしょうか。
東
私がいた医療・福祉、運送業でもそれなりにDXは進んでいました。でも、全部電子なのに上司の最終チェックは勤務台帳を紙で印刷するなどの悪しき習慣もまだまだありそうです。それをするともう一度入力作業が発生するので、かえって生産性が落ちるのですが・・・。
原
そのような課題に対し、経営者ではなく、実務を回す二番手の方がメスを入れることで一気に変わるケースもありますね。とはいえ小さな社労士事務所に限っていえば、とにかく非効率な業務が多く、DXに時間を使えないというのが実情ではないでしょうか。
ハッピーな環境とは?
ーさまざまな課題が集まってきましたが、これからの労務人材は、どのような環境ならハッピーに働けると思いますか・・・?
東
モニター、ブルーライトカットのメガネ、いい椅子の支給を願います(笑)
菅田
これはリモート前提のお話でいいですか?
私自身が離島からのリモート勤務なので、その視点になりますが・・・。
労務管理という仕事は、充分にリモートでできる時代になってきたと思います。もちろん研修やトラブルなどで「会う」ことに意味がある場合もありますが、日常業務はリモートで対応可能です。そう考えると優秀な労務人材を求めるのであれば、リモートワークの環境をととのえることの優先度はかなり高いのではないでしょうか。
原
あと、事務作業の多い仕事だからこそ、誰かと話す機会があると仕事への思い入れが違ってくるとも感じています。私の社労士業務でも、顧問先とコミュニケーションを取ることで「私に依頼していただいている」という実感が湧きますし、これも必要ではないか・・・というアイデアも生まれます。
上司に依頼された事務作業ばかりこなす現場では、やりがいは生まれにくいですよね。労務管理にかかわらず、その仕事の背景や目的を自分事にできる環境がパフォーマンスを上げるのではないでしょうか。
田中
コミュニケーションは重要ですね。私はルーティン業務が苦手なので、手続き系をサクサク終わらせて、人と話す仕事に時間を使いたいと考えていました。しかし毎月、給与計算に追われて、働きがいどころではない・・・という労務担当者の方は本当に多いと思います。
東
システムを入れても、日々の業務に追われて設定の時間が取れないという現場を思い出しました。これでは働きやすさの改善もしにくいですね。
ーハッピーな環境をつくるには「自分の働きたい場所で勤務でき、やりたいことができる時間の確保」に行き着きそうですね!
原
プラスして、気軽に相談できるネットワークがほしいです。
以前から、企業の労務担当者のコミュニティがあるといいなと思っていました。
社労士同士の情報交換会は割とあるのですが、A社とB社の労務担当者が「育児介護の法改正、どうしてますか?」というリアルな情報をやり取りできるコミュニティがあると働きやすくなると思いませんか?
菅田
他社がどのような制度を、どのような視点でつくっているかというのは、なかなか知れませんからね。一社で働いていると視野も狭くなりますし。
ハッピーについて考えたとき、先ほど出てきた「できて当然」と扱われる給与計算などの業務を優先的に自動化し、労務担当者の時間的余裕をつくることに尽きる気がしてきました。
そして、その時間で取り組む「新しい仕事」に対して正当な評価を受けられるという環境が必要なのではないでしょうか。
HRbaseではどうなの?
ーさまざまな角度から「労務担当者のハッピー」についてお聞きしましたが、果たしてHRbaseではその環境がどれくらいととのっているのでしょうか・・・?
菅田
HRbaseの労務開発チームは、プロダクト開発に直接関与する部署のため「事業会社のバックオフィス」とは環境がまったく違います。そのため単純比較はできませんが、代表も社会保険労務士のため、私たちの仕事を正当に評価してもらいやすいとは感じています。
あと、リモートワークの環境がととのっていることは私が保証します(笑)
東
社内コミュニケーションもかなり活発ですし、自分のアイデアを形にしやすい環境だとは思います。指示された作業ではなく、「どうしたい?」「どうすればよくなる?」という意見を起点にした仕事ができるので、前職とはしんどさの種類が違いますね。
田中
今まで、やり方を変えたいけど自分1人の力では変えられない・・・という歯がゆさを持っていましたが、HRbaseではスピード感のある改善ができるので、ストレスは減っています。
ーとはいえ、入社後のギャップもあったと思います。
原
それでいうと、IT企業っぽい華々しい仕事が多いのかなと思いきや、毎日チクチクする地道な資料作成業務が多かったのがギャップですね。
ーこれから入社される方のギャップをなくしたいので、その「チクチク業務」のやりがいを教えてください!
原
事業会社の労務担当者は、自社にしか影響力を及ぼせませんが、HRbaseでは自分がチクチク作成した資料が多くの企業に届きますよ!
東
そうですね。労務担当者は上司からの指示で資料をつくることが多いと思いますが、HRbaseでは同じチクチク業務であっても、お互いにチクチクし合って、いいものを生み出せます。チクチクの痛さがまったく違いますから、安心してください!
労務開発チーム、こんな方におすすめ
ー労務開発チームでは、どのような方の「モヤモヤ」を解消できますか?
原
ルーティン業務に閉塞感を覚えている方は、労務開発チームの業務を楽しんでもらえると思います。
東
「もっとこうしたらいいのに」という自分の意見を、閉じ込めながら仕事をしている方にもオススメです。
田中
あとはペーパーレスな仕事をしたい方ですね。本当にパソコン1台で仕事ができる環境がととのっています!
東
逆に、紙ベースの仕事が好きな方、指示通りにこなすことが得意な方には向いていないかもしれません。HRbaseでは常に自分の意見を求められますし、事業変化やチーム内の意思決定スピードもかなり速い組織です。
原
あとは、社労士を目指している方にはおすすめです。社労士事務所や事業会社では知識が偏りがちですが、HRbaseでは幅広く正しい情報に触れ続けることになります。勤務しながら資格を取得しましょう!
東
確かに経験を積めば積むほど「自分の組織の労務管理」への対応能力が上がりますが、社労士試験となるとその柔軟性が壁になる可能性はありますね。
同じ想いの労務経験者がいるチームで働きませんか?
ーHRbaseへの転職を検討している方に、労務開発チームのPRとメッセージをお願いします。
田中
労務経験がある方であれば、AI知識などが少なくても大丈夫です。興味を持っていただけたら、臆せずに一度お話をしに来てください。
原
通常の組織では、自部署以外の情報が見えにくいですよね。でもHRbaseではマーケチームの数字情報や、他部署のことがよく見えます。自分が事業に関与しているという意識を持って楽しく働けますよ。
それからスタートアップにしてはとても落ち着いています。そのような「HRbase らしさ」は、カジュアル面談で社内メンバーと話してもらうことで充分に感じてもらえるのではないかと思います。
菅田
ドントシンク、クリックイットです!
考えるな、まずカジュアル面談のボタンを押してみろと(笑)
東
カジュアル面談と言いつつ、「面接」として扱う会社もありますが、HRbaseのカジュアル面談は本当にカジュアルなので安心してください。スーツも、遠慮も不要です。転職という大切な機会ですから、ネガティブなこともあわせてお話ししています。
そして社内には、私たちのような労務経験者がたくさんいます。
一緒に、ハッピーに働くための環境をつくっていきましょう!
